本日は「お子様とクラシックコンサートを聴きに行くときのあれこれ」についてお話します。
■まず、お子様のコンサート事情について
クラシックコンサートは、ほとんどの公演で「未就学のお子様」は入場できません。
その理由は、一般的にコンサートは大人が聴きに来ることを前提に企画されており、子供向けに企画されていないからです。
クラシックコンサートは良質な響きを生み出す空間で「生の音」を楽しむ芸術なため、音にとてもシビアであり、その空間を保証する一つの対策として、一般的に静かにしていられる保証や判断力がないとされる「未就学のお子様」の入場をお断りしています。
どんなにお子様に親しみやすい曲であったとしても、長時間静かに聴くことはたやすいことではありません。(大人でも鑑賞の妨げになることをする方は一定数いますしね…。)
もし、未就学のお子様がいらした場合は、親御さんと一緒にホワイエのモニターで鑑賞していただいています。お子様を一人残して親御さんだけ中で聴くことはできないのです。
未就学のお子さんがいらっしゃる方々でもコンサートを楽しめるように「託児サービス」も少しづつ増えていますが、まだまだ十分ではありません。むしろ、まれ。
■コンサートの服装
しかし、我が子に一流の演奏を聴かせたいと思う保護者は多くいらっしゃいます。
そんな方々に人気なのが「子供向け・ファミリー向けのクラシックコンサート」です。
このようなコンサートにどのような服装で行ったら良いかというと
基本的に自由です。
(大人の服装については、コンサートへ行こう ~服装編~ - tantataのブログ をご覧ください。)
ファミリー向けコンサートは、お子様にクラシック音楽を気楽に楽しんでもらうというコンセプトなので、多くの方々がラフな服装でいらっしゃいます。
そんな中で、これは「ふさわしくないな」と思うものがあります。それは、
☆光る靴 です。
この「光る靴」は、1公演に何人かいらっしゃいます。きっとおしゃれをしてきてくれたのでしょう。普段よりおしゃれをしてきてくれたことが伝わってくると私は嬉しいです♪
「光る靴」は、かわいいだけでなく、夜間に目につきやすいため安全を考慮して買われている方も多いと思います。
ですがその「光る靴」が、コンサートでは鑑賞の妨げになることがあります。
以前から何度か書いていますが、コンサートでは演出以外の「音」「光」「におい」は、鑑賞の妨げとなります。
(詳しくは、こちらをご覧ください。↓)
ファミリー向けのコンサートは、安全を考慮して場内が真っ暗になることはあまりありません。ですが、場内が少し暗くなる演出はあります。その時に靴がピカピカ光ると目立ちます。
以上のような理由から、コンサートには、光らない靴がオススメです!