本日は、前回に引き続き「コロナ禍のチケットもぎり」についてお話します。
(前回の記事はこちらコロナ禍のチケットもぎり1 - tantataのブログをご覧ください。)
前回の記事でもお話したように、
現在、多くの公演で感染防止の観点から接触を極力避けるため、
係員は紙のチケットを預からずに「目視」、
お客様自身に半券を切り離して、回収箱に入れていただく
(「半券」についてはこちらの記事をご覧ください。↓)
という形式がとられています。
「半券」には、さまざまな活用法があり、係員にとってはお客様を案内したり、
公演を円滑に進めていくために「地味」に大切な役割を果たしています。
そんな「半券」ですが、チケットの形状は発行された会社によってさまざまで
切り離しやすいものもあれば、切り離しにくいものもあります。
そもそも、チケットは「半券」が入場前に切り離され「紛失」してしまうと
「効力を失う」ため、簡単には切り離せなくなっています。
それを慣れていないお客様自身に切り離していただくのは、
どうしても時間がかかります。
そこで、
会場によっては
「入場する直前」にお客様自身に切り離していただき → 係員が「目視」
→ 半券を回収箱に入れていただく
という順序を採用しているところもあります。
これは、各会社の考え方の違いで、正解はありません。
ですが、個人的にはリスクがあるやり方だなと考えています。
何度も申し上げているように、チケットは「半券」が切り離されると
「効力を失います」。
私が関わってきたクラシックの公演では、そこまで厳密ではなく
両方あれば入場できる場合がほとんどでした。
しかし、それは主催者の考え方によって変化しますし、
基本は「切り離したら無効」なので、大丈夫とは言い切れません。
私は、来場した方がこの公演のものではないチケットを勘違いや思い込みで、
誤ってもぎってしまわないように確認することも係員一つの役割だと思っています。
お客様が勝手にもぎってしまったのなら、自己責任ですが、
こちらから「事前にもぎってください」とお願いをして、違っていたら責任の所在は
どこになるのだろう。
もぎった後に見せて違っていても、係員はなんの保証もできません。
ただ、間違って来場する人も違うチケットを出してしまう人は、
何人かいるがごくわずかなもの。
やはり、開演時間を優先させるとしたら、仕方がないのだろうか?
この順序で、行っている方々と意見を交換したいです。