やーぼのブログ

コンサートホールで案内係をしている著者が、出演者・聴衆・スタッフの思いが渦巻き乱反射する、劇場の魅力を語ります。 現在、新しいURL https://ya-bo.hateblo.jp/ に引っ越しを行っています。2023年3月31日にこちらのブログを閉じます。

下心のあいさつを指示する人にモヤモヤした話

時々、スタッフに対して、

「主催者(発注の大元の会社)の社員は、私服のため見分けがつかない、
普通の人だと思ったら、社長など偉い人だったり、大物○○だったということがあるので、あいさつをしっかりするように」

と大きな声で説明している場面に遭遇することがあります。

これを聞くと、

「下心」すごいな

と思います。


これは、クラシックコンサートに関わらず、どの公演でもいえることですが、
一つの公演にはたくさんの人が関わっています。

日々、コンサートホールで働いている私ですが、大まかな組織図は分かっても、
ホールで働く全ての会社やスタッフの仕事を把握しているわけではありません。

しかし、直接関わることが少なくても、公演を成功させるために尽力する仲間だという気持ちはあります。

もちろん、ある程度影響力のある人の評価は、私達の今後の仕事にも関わるため、緊張することがあるのは事実です。(私だってよく思われたいという気持ちはあります。)

ですが、
「偉い人だったら後々大変だから、印象をよくするためにあいさつしましょう」
って、どうなの?

「会場にいる人は、一緒にこの公演を作っていく仲間なので、あいさつをしましょう」
では、ダメなの?

というか、明らかに偉い人でないと分かる人には、あいさつしなくていいのか!

そういう人に限って、私達「案内係」に横柄な態度をとるのは、制服を着ていて明らかに「偉い人」でないのが分かるからだと思う。

モヤモヤ。。。モヤモヤ。。。


「お偉いさんかもしれないからをあいさつしましょう」と当たり前のように言う。
そういうのは嫌だなというお話でした。