本日は、とあるバレエ団の公演のため「飯能市市民会館」へ向かいます。
飯能駅を出ると閑静な住宅街。朝の清々しい空気の中、市民会館に向かって進んでいきます。
飯能のホールを訪れるのは初めてです。それほど遠くない位置に山が見えるのがとても新鮮でワクワク。
「飯能市市民会館」は、駅から少し歩いたところにあるので、google先生のアテンドに従いながら進んでいきます。
どんなところかな~♪ どんなところかな~♪
途中で、お墓の中へと導かれていきました。
私は、音楽大学出身なのですが、音楽大学はお墓の近くにあることが多く、私自身も通学で夜遅くにお墓の隣を歩いていましたので、許容範囲です!
お墓を越えてさらに進みます。
私は、子供の頃、家族でよく山登りをしたのですが、道が山道の入り口のようだなーなんて思いながら進んでいきます。
そんなこんなしているうちに、だんだんと道は険しくなり、というか
・・・ここは、どこ?
市民会館は?
市民会館に行きたいのに、どんどん山の中へと入っていきます。
今まで100を超える会場に勤務してきましたが、今回は様子が違います。このまま進んで、果たしてホールがあるのか、この道はどこに続いているのか…。
半信半疑のまま進んでいきます。
道は、山道でパンプスなどのシティシューズで歩けるような道ではありません。
私は普段、スニーカー(どちらかというとトレッキングシューズに近いもの)を履いており、会場で履き替えているのですが、この時ほどこの靴でよかったと思ったことはありません。
しばらく進んでいくと、川が流れており、その上に小さな橋がかかっていました。橋に柵はなく、万が一よろけて落ちたら、だれが気づいてくれるというのでしょう?
というか、出勤したときは朝ですが、勤務が終了するのは夜。街灯もないこの道をまた通れというのか…。
そんなことを考えながら、さらに進んでいくとコンクリートで舗装された道に出ました。
そして
!?
なんと、飯能市文化会館が現れました。
先ほどの風景とのあまりの違いに狐に包まれたような気持です。
公演そのものは、一般的な公演だったのですが、飯能市市民会館へ行く予定のある方は、よく調べていくことをおススメします。
ちなみに私は、こういう道が好きなので、帰りもこの道を通って帰りました。
夜10時、とても暗かったのですが、案内係の3種の神器「ペンライト」で、自分の足元を照らしながら歩きます。
ペンライトは、暗いホール内でお客様の足元を照らすものですが、自分の足元を照らす日が来るとは…。
今までで一番ペンライトが活躍した瞬間でした!
山道を抜けて、例のお墓で前を照らすと「無縁仏」の文字…。「千と千尋の神隠し」でも道に迷い込む前のシーンに、似たような場所があったことを思い出しました。ここも再開発が進む過程で、撤去された墓石が集められてたのでしょう。
本日は、不思議な道に迷い込んだお話でした。