■視覚障がい者のサポート講座(全6回)
内容:①視覚障がい者の話を聞く
②音声ガイドの実例紹介・機材の説明
③事前解説をつくる
④本編ガイドを考える
⑤誘導の練習
⑥劇場実習 @俳優座劇場(Pカンパニー「はだしのゲン」を視覚障がい者と一緒に音声ガイド付きで鑑賞する)
■③事前解説をつくる
今回は、青年座の「はだしのゲン」を題材に、開場時間中に2回流すことを想定し、8分以内の事前解説を作ります。
8分というと、テンポよく読んで2500文字以内。その中に、
・公演の企画意図
・どのような団体か
・芝居の構成
・役、役者について
・舞台セットについて
・演出の特性
・諸注意
などの情報を盛り込みます。
今回の講座では、主に「配役」と「舞台セット」についての解説を考えましたが、このお芝居は一人の人が、複数の役を演じているため、その説明をどうしたらよいかに戸惑いました。
また、舞台セットについては、過去の映像を見ながら考えますが、見えているものをどう表現したらよいのか、なかなか言葉になりません。
大学の「西洋美術史」で、見たものをそのまま説明するディスクリプションについての講義を受けたことがありますが、視覚障害の方用の音声ガイドは、ほかの方が見えているものを説明する、このディスクリプションがとても大切だと思いました。
次回は、各自が作った事前解説を発表するとのこと。できる気がしない…。
事前に資料として送っていただいた「はだしのゲン」の映像を見て、トライしてみます。